利上げ前倒し観測でS&P500は4週ぶり反落

先週、S&P500指数は1.9%、DJIAは3.4%、Nasdaq指数は0.3%下落。S&P500は4週ぶり反落。FOMCの23年末政策金利見通し中央値が従来の0.125%から0.625%に切り上がる。イールドカーブ平坦化で金融株が売られ、素材、エネルギー、資本財も安い。主力ハイテクは確り。主な経済指標では5月コアPPIは前月比0.7%上昇（事前予想0.5%上昇）。5月小売売上高は前月比1.3%減（同0.7%減）、除く自動車では前月比0.7%減（同0.2%増）。5月鉱工業生産指数は前月比0.8%上昇（同0.6%上昇）。5月住宅着工件数は前月比3.6%増の年率157.2万件（同163.0万件）。5月住宅建設許可件数は前月比3.0%減の年率168.1万件（同173.0万件）。

セクター別騰落率はIT 0.1%、一般消費財-0.1%、ヘルスケア-0.8%、コミュニケーション-1.1%、不動産-2.6%、生活必需品-2.9%、公益-3.2%、資本財-3.8%、エネルギー-5.2%、金融-6.2%、素材-6.3%。

個別銘柄上昇率上位はEnphase Energy 12.7%、Generac Hld. 10.7%、ResMed 8.6%、ServiceNow 7.2%。下落率上位はFreeport-McMoRan -14.4%、Mosaic -13.5%、Nucor -12.7%、Baker Hughes -12.5%など。