藻谷 俊介

2022年9月19日1 分

世界鉱工業生産 7月分

7月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.1%(前年同月比+3.0%)の140.3だった(図5A)。6月は0.3ポイント上方修正の140.1であった。世界生産は今月も史上最高値を更新したが、勢いは衰えている。8月速報まで入った世界輸出数量指数は、7月が確報でマイナスに修正されたため2ヶ月連続のマイナスとなり、ピークアウト感が強い(図8B)。オランダCPB輸出数量指数は6月までと遅いが、やはり頂上感はある(図9K)。

電子部品やIT産品などの需要調整で、輸出数量は調整期に入り、生産も伸びなくなってきた。しばらくは向かい風かも知れない。