藻谷 俊介

2022年1月13日1 分

世界鉱工業生産 11月分

11月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.5%(前年同月比+3.5%)の137.0だった(図5A)。10月は0.9ポイント上方修正されて136.3であった。これに幾分先行する世界輸出数量指数も、11月は季調前月比+0.2%と上げ足している(図8B)。

先月号で「このまま底入れとなる可能性が出てきている」と書いたとおり、生産、輸出数量ともに上昇がはっきりし、モメンタムにも顕著な変化が現れた(図5D、図8D)。オランダCPBの世界輸出数量にも反発が見られるようになった(図9K)。オミクロンの隆盛を乗り越えられるかが12-1月の焦点である。