世界成長率 7-9月期

7-9月期の世界成長率は、データ収集率88%の現段階で前期比年率換算+7.5%と、4-6月期の谷から反発した。前号では計算式の複製が不完全だったため中国のマイナスが算入されず谷が存在しない形になっていたが、今号の図4Aが正しい。精査で気付くべきミスであり、読者に深くお詫び申し上げる。結果として、図4Bの末端一区間の平均（中点）は2.4%、図4C末端は3.1%であり、コロナ第1波後一時的に5～6%に膨らんでいた世界成長率は足元で減速している。ただし、コロナ前の成長率対比では特に見劣りしない（図4B～C）。

図3頁を見ると、コロナ脱出が今年にずれ込みインフレも小さめな日本は、他の先進国が沈む中で、相対的には浮上した。