藻谷 俊介

2021年4月24日1 分

モデル週報

日本は緊急事態宣言の前触れがあったにもかかわらず、国民の活動レベルが上昇気味で、都営地下鉄の乗車率はこの間の最高値をあっさり更新してしまっている。果たして政府が目論む「場所ベース」の規制で、国民の「行動ベース」の緩みが打ち消せるものなのか興味深い。イギリス、イスラエルも行動の自由化ペースが速すぎるようで、新規感染者の減少が足踏みをしている。青線はそれぞれかなり低いので、ゼロをめざすよりも、これはこれとして赤線の上昇を試す方向へ社会が動いてしまっている(インフルエンザ化)のかも知れない。金利、株価は小動き。為替は円高。