S&P500は反落。新型変異株で世界株安

先週、S&P500指数は2.2%、DJIAは2.0%、Nasdaq指数は3.5%下落。水曜までS&P500は過去最高値近辺で取引。しかし、南アフリカで発見された新型変異株を嫌気しアジア株、欧州株が急落すると、S&P500も感謝祭翌日の金曜に2.3%大幅安。WTI先物急落、長期金利も急低下と、最近の流れが逆流。主な経済指標では10月中古住宅販売件数は前月比0.8%増の年率634万件（事前予想620万件）。10月新築住宅販売件数は前月比0.4%増の年率74.5万件（同80万件）。7-9月期GDP改定値は実質前期比年率2.1%増（同2.2%）。10月個人消費支出は前月比1.3%増（同1.0%増）。10月コアPCEPIは前月比0.4%上昇（同0.4%上昇）など。

セクター別騰落率はエネルギー1.7%、生活必需品-0.2%、金融-0.6%、ヘルスケア-0.9%、不動産-0.9%、公益-1.0%、素材-2.3%、資本財-2.4%、IT-3.2%、コミュサー-3.3%、一般消費財-3.6%。

個別銘柄上昇率上位はModerna 25.0%、HP 10.0%、Pfizer 6.3%。下落率上位はGap -28.0%、Autodesk -21.2%、Best Buy -15.7%、Royal Caribbean Cruises -15.5%、Norwegian Cruise Line -13.1%など。