S&P500はNVIDIA決算受け反発。最高値更新

先週、S&P500指数は1.7%、DJIAは1.3%、Nasdaq指数は1.4%上昇。S&P500は反発し史上最高値更新。水曜公開の1月FOMC議事要旨では早期利下げに慎重な姿勢が示され、ITセクターは4営業日続落。しかし、同日夕発表のNVIDIAの11月～1月期決算で売上高が前年同期比3.7倍、純利益が同8.7倍に急増。2～4月期売上高見通しも市場予想を上回る。これを好感したS&P500は木曜に2.1%急騰。主な経済指標では1月中古住宅販売件数は前月比3.1%増の年率400万件（事前予想397万件）。先々週の新規失業保険申請件数は20.1万件（同21.8万件）など。

セクター別騰落率は生活必需品2.1%、IT 2.0%、素材1.9%、資本財1.8%、金融1.6%、一般消費財1.5%、ヘルスケア1.5%、コミュニケーション1.5%、公益1.2%、不動産0.9%、エネルギー0.4%。

個別銘柄騰落率上位はGarmin 10.9%、Quanta Services 10.9%、Iron Mountain 10.4%、Discover Financial Services 10.2%、Moderna 9.2%、NVIDIA 8.5%。下位はPalo Alto Networks -23.0%、Warner Bros. Discovery -12.4%、Enphase Energy -10.4%、First Solar -9.0%など。