S&P500は3週ぶり反発。FRBの姿勢に安心感

先週、S&P500指数は0.5%、DJIAは0.6%上昇、Nasdaq指数はほぼ横這い。S&P500は3週ぶり反発。中国恒大集団の経営不安を背景に月曜に1.7%大幅下落。FOMC声明では年内テーパリング開始の方向性が示され、同時にFRB議長は利上げは慎重に進める意向を繰り返した。これらを受け水曜・木曜の2日間で2.2%上昇。主な経済指標では8月住宅着工件数は前月比3.9%増の年率161.5万件（事前予想155.5万件）。8月住宅建設許可件数は前月比6.0%増の年率172.8万件（同160.0万件）。8月中古住宅販売件数は前月比2.0%減の年率588万件（同589万件）。8月新築住宅販売件数は前月比1.5%増の年率74.0万件（同71.5万件）など。

セクター別騰落率はエネルギー4.7%、金融2.2%、IT0.9%、資本財0.8%、一般消費財0.3%、素材0.1%、生活必需品-0.3%、ヘルスケア-0.4%、コミュニケーション-0.7%、公益-1.2%、不動産-1.5%。

個別銘柄上昇率上位はExpedia Group 12.9%、CF Industries Hld. 11.7%、News Class B 11.1%、Devon Energy 11.1%。下落率上位はFedEx -11.2%、Entergy -9.2%、Incyte -9.2%など。